共通点10:連携と報告がへたな人

業務によっては、先輩や上司、別の部署の人たちと連携して事に当たらなくてはならない場合が多々あります。営業マンは、お客様に対しては会社を代表する窓口です。お客様の要望を満たすため、社内のさまざまな部署と連携して企画を作ったり、開発をしたり、お客様に提案して実行に移すなど、それら一連ををまとめあげなくてはならないこともあるでしょう。そういうときに、他の人とうまく連携して仕事を進められるかどうか?
他の部署とまめに情報交換したり。上司に話を通したり、先輩にサポートしてもらったり、会議をコーディネートしたりといった、細かい事柄をもれなく、そしてタイミングよく進めないと、全体がうまく動きません。これができない人には、大きな仕事はいつまでたっても回ってこないでしょう。

仕事には常に報告というものがつきまといます。
お客様への報告、上司への報告、事務スタッフへの報告など、相手も内容もさまざまです。報告なんて基本中の基本、たいして難しくないと思われがちですが、そうでもありません。
例えばタイミングが遅れてお客様に報告したら、もうその時点ではやり直しがきかないなどの理由によって、仕事そのものがキャンセルになる場合があります。また、上司に報告するのが遅れたために、お客様とのちょっとした行き違いがクレームにまで発展することがあります。報告ミスによるトラブルというのは、だいたいの場合、自己保身で報告しなかったり、報告が遅すぎることによって起きます。したがって、新人より中堅会社や中間管理職の自己保身のために引き起こされるトラブルが多いと思います。
新人は、逆に自分ではなにも解決できないので、先輩や上司に報告してくる場合が多いです。たとえ小さなトラブルでも、上司に報告すれば、その上司はそのようなことが二度と起きないためにはどうしたら良いか、何かサービスやセールスに構造的な問題があるのか、どうすれば次のトラブルを防ぐことができるのか、良い上司なら、そのような発想でそのトラブルに取り組むはずです。その結果、将来の大きなトラブルを防ぐことができます。
しかし、もし、この小さなトラブルを新人営業マンが、こっそり現場で収めてしまったらどうなるか?それで終わりです。そのトラブルが偶然起こったものなのか、それとも構造的に何か欠陥があるためなのかわかりませんが、それっきりその問題は解決されることなく立ち消えになってしまいます。
だからこそ、報告するというのは大切なことなのです。よく企業の不祥事があったとき、トップは何も知らされていなかったというケースがあります。これは、その企業に、悪い話をトップまで報告する仕組みができていなかったということでしょう。しかし、企業に信頼を損なうようなミスは、100に1つでもあったら大変です。「もしかして……かもしれない」という段階で報告してくれる方が、お客様に対して、仕事に対しては少々、心配性なぐらいの方がちょうど良いようです。ところで、せっかくの報告も、報告ツールを間違えたら何もなりません。
今の時代は、携帯番号、携帯メール、パソコンのEメール、留守電、ハガキなど、さまざまなコミュニケーションツールがあります。どの報告、どの連絡なら、どのツールを使うべきか、適切に選ばないとトラブルになります。報告のタイミングの悪い人は、往々にしてツールの選び方も不適切です。例えば、緊急の報告なのに、パソコンのEメールに送ったり、携帯電話が不在だったからと留守電にメッセージも入れずに放っておくなどは、言語道断です。
火事のときに、消防車にファックスやメールで連絡する人はいません。緊急の用件であれば、携帯電話を入れ、つかまらなければ留守電を入れて、携帯メールも使い、なおかつ、つながるまで携帯電話にかける必要があるでしょう。報告ツールは、一回に一つのツールでいいもの、パソコンのEメールに入れればよいもの、パソコンのメールに添付ファイル付きで送って、なおかつ送ったことを携帯メールに入れて、今日中に目を通して欲しいと念を押した方が良いもの……。上司の元には、メール、電話、ファックスと、毎日、たくさんの連絡が届きます。どの程度、緊急度が高いかを、しっかりとしかもタイミングよく伝えることが大切です。