共通点9:失敗とチャンスを生かせない人

誰でも失敗はありますが、そこから何かを学びとって、二度と同じミスをしないように努力するのが大切。同じ失敗をくりかえすと、信用をなくしてしまいます。しかし、中には失敗の経験が、まったく活かされない人がいます。失敗したことを忘れているわけではありません。なのに、同じような失敗を何度も繰り返します。「前の失敗を忘れたのか!」と注意すると、「いいえ、忘れていません」「忘れていないなら、なぜ同じ失敗をしたんだ?」と言うと「忘れたわけではないのですが、そう言われれば、同じ失敗をしたということは、前の失敗を忘れたということになってしまいますね」と答えてたりするのですから、かわいげがありません。
彼らの理屈は、私にはよくわかりませんが、おそらく前に経験した失敗を痛いと感じていないのでしょう。例えば、熱い鍋を触って痛い思いをしたら、普通なら、次から絶対に、熱い鍋に触らないはずです。ところが、この人たちは違います。熱い鍋を触って失敗したことは覚えています。
でも、痛かったとは思っていない。多少熱かったけど、それほど痛かったわけじゃない、火傷じゃないと記憶しているのです。トップセールスマンから見れば、なぜ同じように熱い鍋を触るのか?と思えますが、この人たちにとっては「あまり感じない痛さ」だから平気なのです。皮膚の厚さが違うといいますか、そういう意味でも、彼らは宇宙人なのかもしれません。

誰でも、今より少し難しいことに挑戦することによって、成長することができます。上司も部下に、成長できるようなさまざまなチャンスを与えようとします。もっと難しい仕事にトライできるチャンス、人の上に立つチャンス、昇進のチャンスなどを提供したいと考えています。
ところが、全くチャンスに挑もうとしない人がいます。上司からやれと言われればやりますが、自分からやらせてくださいと手を挙げることはありません。しかし、こういう人でも、自分の趣味やプライベートの範疇では、成長意欲があり、チャンスに挑もうとします。
だから、自分はチャンスを避けるような人間ではない、とそう思ているはずです。しかし、その人は、なぜか仕事ではチャンスをつかもうとしないのです。