共通点8:目標がない、諦め癖のある人

いつまでにどれくらい売り上げるという具体的な目標を立てずに、漠然と行動する人は、もちろんこの項目に当てはまります。しかし、それ以上に多いのが「目標は立てるが、それを守ることに本気になっていない人」です。いっこうに成果が上がらないことに業を煮やして、上司が「売上目標を意識していないのか?」と聞くと、「意識しています」と答える。確かにその人は、自分では意識していると思っています。しかし、周りから見ると、何がなんでも死守しなくてはいけないと、そこまで思っていない様子です。したがって、仕事への取り組み方が甘くなり、目標数字を達成することができません。

せっかく売上の目標を立てても、達成できそうもないと、すぐに諦めてしまう人もいます。少しはがんばりますが、そのがんばりが継続しません。では、その人が最初から達成するのが難むずかしい、レベルの高い目標を掲げているのかというと、そうではありません。
目標自体は、社内でも平均か、それ以下の数字だったりします。それなのに、目標達成をすぐに諦めてしまいます。例えば、プロ野球チームは、どこも優勝をめざしてスタートします。しかし、シーズン開始から1ヶ月の時点でも5勝15敗だったら、そのチームはそのままでは優勝することはできないでしょう。だったら、どうするか?いつまでに勝率を5割のイーブンに戻して、それができたら、次はいつまでに勝率を55%にするのかと計画するでしょう、と優勝までの具体的な短期目標を決め、それを実現できるよう、今までやったこととは違う行動計画を立てて実行しなくてはなりません。仕事においての目標も同じことです。例えば、1年間の売上目標に対して、1ヶ月過ぎた時点で5%しか達成していなかったら、そのままでは、とうてい目標達成は無理でしょう。そのとき、できる営業マンだったら、工夫改善をして新たな行動プランを立てます。しかし、負け癖のついている人たちは、このままでは目標を達成できないと思ったとたん、「とにかく今は目先のことだけを考えてがんばろう」となってしまいます。達成できそうもない目標のことをいつまでも考えていたら辛くなるので、毎日、ただ、がんばろうとなって、《一生懸命やっているつもりの人》のように、成果の上がらないことを毎日繰り返すだけになるのです。
学校の成績が上がらずに、志望校に手が届かないとき、「とにかく明日のテストだけはがんばろう」となるのと同じです。できる営業マンは、長期的な目標と、それを実現するための短期的な目標の両方を視野に入れて行動し、いつも自分のやり方が正しいかどうかを見直しています。今のままではだめだと思ったら、やり方を変えるなり、売れている営業マンにアドバイスを聞きに行くなり、時間の使い方を変えるなり、何か具体的な手を打たないと何も変わらないでしょう。