コラム

軽合金ホイールが増加したキッカケ

1995年(平成7年)11月に当時の運輸省が発表をした
「自動車部品を装着した場合の構造等変更検査時等における取扱いについて」を
発端とした規制緩和によりそれまでのクルマをとりまく周辺環境が
大きく変化しました。

そして軽合金ホイールだけでなく、足回りと呼ばれるサスペンションパーツ、
ショックアブソーバなどの改造自由度が拡大して、一般のユーザーにもクルマの
チューニングや、ドレスアップが非常に身近になりました。

チューンアップや、ドレスアップパーツの価格も手ごろになり、
それまでパーツ業界をリードしてきた軽合金ホイール、
エアロパーツやドレスアップパーツの低価格化や量産化が進みました。
各社メーカーもオリジナル化した商品開発力が強く求められる時代に
突入したのです。

クルマ自体の進化も、DOHC&ターボチャージャーでエンジン性能を
アップさせたり280PSという自主規制枠一杯の高性能車が、
各メーカーから続々と発売されました。

一方、若干下火になったもののRV車ブームは引き続き根強く、
さらにワゴンブーム、ミニバンとユーザーの嗜好がますます多様化して
いきました。こうした状況のもとで、ホイールについては
スチールホイールにはない軽合金ホイールの多様なデザイン性
外見の美しさと軽量という最大のメリット、放熱性の高さなどは、
定評として広まっています。

これらのメリットを生かしつつ、製造方法に関しても進化、多様化し
アルミ合金とともに新素材も含めて進化に進化を重ねて、次世代を視野に置いた
研究・開発などが盛んに行われています。

素材についてはチタニウム合金や、エンジニアリング・プラスチックなどと
組み合わせたコンポジットホイールと呼ばれる新たな研究も
60年代から続けられ、一部実用化もされてきているのです。

コスト面との兼ね合いもありますが、今後の技術革新により周辺技術も進化して、
先端の複合素材、新たな素材製造方法、デザインのホイールが続々と
誕生するでしょう。

もちろん、現在のアルミ合金を主流とした軽合金ホイールも、
たゆまぬ研究・開発と、日々改良が加えられて多様化する
ユーザーニーズを的確にとらえた商品開発が行われ続けています。